アトリエドワーフの生き物ブログ

生き物好きの生き物に関するブログです。

生き物散歩 オオムラサキ探訪

今回は昨年シーズンオフに訪れた山梨県にあるオオムラサキセンターへ行ってきました。

※訪れたのは7月1日です。

 

朝一で電車に乗り、新宿で京王線に乗り換え、高尾駅でJRに乗り換えて日野春駅で下車。

 

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駅を出ると県道17号線に沿って、右手に進みます。

 

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道の途中には「国蝶 オオムラサキ」の石碑がありました。

 

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ファミマの先にある道の分岐点をわずかに左へ進み、坂道の下をくぐるように進みます。

 

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小さな踏切を渡ったところに森の入口があります。

 

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森に入ってすぐのところに看板があり、オオムラサキセンターを指し示す方向(向かって左手)に進みます。

 

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「トンボ湿生植物観察沼」へ出ました。

オオムラサキセンターの生態観察施設「びばりうむ 長坂」が見えます。

 

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沼ではクロスジギンヤンマが産卵をしていました。

 

沼の先で飼育されているヤギも健在です。

 

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「メダカ観察池」を横目に階段をのぼると、オオムラサキセンター本館の入口です。

 

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入って右手にある窓口で入館料を払います。

大人一人420円です。

 

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窓口の横ではヤマトタマムシハナカマキリが展示されていました。

 

本館内の様子は昨年書いたものとさほど変わりはないので割愛して、本館から通路を渡った先にある森林科学館へと進みます。

 

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廊下には世界中の蝶(チョウ)の標本がズラリと並んでいます。

 

オオムラサキの生体がいる「びばりうむ 長坂」に進む前に、森林科学館の展示室を覘いてみます。

 

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日本の水生昆虫や子供たちが喜びそうな外国産のカブトムシクワガタムシ等の生体が数種類展示されています。

 

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こちらはヘラクレスオオカブト

子供の頃は強いというイメージからか甲虫、というよりカブクワが好きでしたが、今はカブクワにはさほど興味がなく、その他の美しい昆虫、特に蝶(チョウ)が好きになってしまいましたね。

 

日本におけるカブクワに関していうと、カブトムシはイメージでは典型的な一種類という印象がありますね。

 

一方、クワガタムシは、私が子供の頃から名前を知っていたものだけでもオオクワガタヒラタクワガタミヤマクワガタノコギリクワガタコクワガタなどがいます。

 

カブクワのどちらも生息している環境(地域や島)の名前などがついた固有種・固有亜種が何種類かいるようで、調べてみると結構面白いです。やはり日本にはカブトムシは少ないみたいですが、クワガタムシは分類の仕方によっては40種とか50種にもなるとか。

 

私はガチャの生物フィギュア集めを通して、日本にクワガタってこんなに種類がいるんだなぁと大人になってから知りました。まだまだ自分の知識・常識の外にはたくさんの知らないことがありますね。

 

話を戻して、展示室では2種類のカブクワ(カブトムシ1種とクワガタムシ1種)がケース越しではない状態で見ることができるようになっていました。

 

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展示室を出て、いよいよ目的のオオムラサキに会いに行きます。

 

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「びばりうむ 長坂」の中へ入ると、いきなりオオムラサキが群がっている光景が目に入ります。

 

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全部オオムラサキかぁと感嘆しつつ、発生ピークちょっと前の様子を観察していきます。

 

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まるで首を傾げているかのようなオオムラサキのオス。愛嬌がありますね。

 

昨年のシーズン終了時とは違って、植物も生い茂っています。

 

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なるべく人が入らないように撮っていますが、オオムラサキシーズンということでお客さんは結構来ていました。

 

人の手や服にとまりにくることも多く、私の肩にもとまってきました。

 

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成虫だけでなく、幼虫や蛹を見ることもできます。

幼虫は結構かわいい顔をしており、幼虫が好きで見に来ている人もいました。

 

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可愛そうに羽化前にキリギリスの仲間に襲われてしまう子も。

 

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蛹から出てきて、まだ翅や触角が安定していない子もいました。

 

草木での羽化を選ばず、見た目には目立つ人工物の柱で羽化したのは、実は外敵の接近を避けるためということもあるのでしょうか。

 

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オオムラサキはオスとメスで翅の表側の色が違います。

 

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一般的なイメージの青みがあるのがオス(手前右側)でオスよりやや大きめで青みがないのがメス(手前左側)です。

 

やっぱり青みのあるオスの方がキレイですね。

翅がキレイな状態のオスはこちら。

 

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ちょいアップも撮れました。

体に細かい毛がたくさんあることがわかりますね。

 

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わずかですが、オオムラサキ以外の虫もいました。

 

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迷い混んだのか、ここで誕生したのかはわかりませんが、クロアゲハが一匹(頭)。

 

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オスとメスのカブトムシも一匹ずつ見ることができました。

 

他に環境に溶け込んでいるカミキリムシナナフシモドキも。

 

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以上が「びばりうむ 長坂」で出会った生き物たちでした。

 

オオムラサキの数は、群がっている食事場所が5、6箇所はあったと思うので、100匹(頭)近く、あるいはそれ以上いたのではないでしょうか。

オオムラサキセンターというだけのことはありましたね。

 

タイミングが良ければ羽化の瞬間に立ち会うこともできるのではないでしょうか。

 

 

建物を出て、「メダカ観察池」に行ってみると、蛙(カエル)がいました。

 

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これにて、今年の三大目標の最後の一つ「オオムラサキのオスに出会うこと」改め「オオムラサキのオスの翅の表側のキレイな写真を撮ること」を無事達成!

 

撮ったど~!

 

運よくほぼ半年で今年のすべての目標を達成できました。

オオムラサキとの出会いはこの時期を想定していましたが、南の方まで行くことも視野に入れていたコノハチョウの目標が思いのほか早くあっさり達成できたのと、ルリボシカミキリとの出会いがまさか本格シーズン開始一発目で訪れるとは思いませんでしたね。

 

さて、このあとどうするか。

 

早々に目標が達成できたのは、この道は一区切りにして新しい道へ進めといわれているのか、あるいはこの道のもっと先へ進めといわれているのか。

 

ちょうどこれまでの人生、生き方にはっきりとした一つの答えが出たタイミングでもあり、生き物とのかかわり方も含め、大きな転機になりそうです。

 

私にもいち生き物としての進化が促されているということなのでしょうか。

 

以上、生き物散歩  オオムラサキ探訪 レポートでした。 

生き物散歩 梅雨明けの森の生き物2018

梅雨が明けました。

 

いよいよ夏本番です。

 

ということで、さっそく森へ。

 

目的はもちろん、国蝶オオムラサキです。

 

さてさて、どんな出会いがあるのでしょうか。

 

 

歩いていると…

この小ぶりで泥がついている抜け殻はニイニイゼミですね。

 

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姿は見つけられませんでしたが、抜け殻はチラホラありました。

 

 

続いて姿を見せてくれたのは…

この黒い翅、ハグロトンボでしょうか。

 

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5月にいたカワトンボの姿がなくなり、ハグロトンボがたくさんいました。

 

 

今回、何度か見かけたのが、木に張り付いているキリギリスの仲間?と思われる虫。 

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個人的には葉っぱの上や花の上にいるイメージですが、この日はやたら木に張り付いていました。

 

 

しばらく歩くと、あまり見慣れない蝶(チョウ)の姿を発見。

 

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これはミドリシジミでしょうか。

オスの翅の表側はキレイな緑色をしているようですが、残念ながら表側は撮影できませんでした。

 

 

この時期、私のようにオオムラサキ目当てでやってきている人が多いようで、オオムラサキ探しがちょっとした宝探しのような気分でした。

 

人が立ち止まって写真を撮っているところにはオオムラサキがいる。

フレンドリーな人は寄っていくと、指さしてオオムラサキがいる場所を教えてくれます。

 

でも野生下のオオムラサキは結構高いところにとまることが多く、しかもイメージにあるような翅を開いてとまっていることはほとんどありませんでした。

 

オオムラサキ目当てで来ている人は、私もそうですが、みんな翅が開いた状態を期待しているらしく、何度か「翅開きました?」といった会話がありました。

 

そんなこんなしながら数匹(頭)のオオムラサキを見かけつつ、この森一番のオオムラサキスポットへやってきました。

 

どうやら樹液酒場があるようです。

 

しばらく待っていると、やや黄色がかった白っぽい大きな蝶(チョウ)が飛んできました。

 

オオムラサキです!

 

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残念ながら、やはりとまるのは高い位置の日陰が多く、待てどもなかなか翅を開いた状態のキレイな姿を見ることはできません。

 

それでも樹液酒場は人気があるようで、オオムラサキだけでなく、コガネムシの仲間やヤマトタマムシが数匹集まっていました。

 

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隣の木にはキリギリスの仲間が。

 

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私を含め、カメラを持った4~5人がオオムラサキの翅開き待ちをしています。

 

そのうちの一人がたまたま撮れたというオオムラサキのオ◯ッコの瞬間の写真を見せてもらいましたが、とてもよく撮れていました。

 

面白い写真が撮れていいな~と思いつつオオムラサキが翅を広げる瞬間を待っていると、そんなのお構いなしに私の腕にとまって離れない蝶(チョウ)が。

 

ウラギンシジミでしょうか。

 

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蝶園などに行くと、割と人の腕や脚にとまっている蝶(チョウ)は見かけますが、野生の個体でもお構いなしのものがいるみたいです。

 

撮影のために少々腕を動かしたくらいでは離れる気なしといった感じでした。

汗を吸っているのですが、時折ちょっとだけピリっとする刺激を感じます。

 

しばらくして、どこかのタイミングでウラギンちゃんもいなくなり、オオムラサキが翅を広げてくれました。

 

といっても写真を撮れる角度からは翅の表を見ることはできず、かろうじて日が当たっている裏面が見えた姿を撮ることができました。

 

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結局、肉眼では何度か翅の表も見えましたが、日陰にいる姿ばかりで、翅の表がキレイに見えた写真は撮れませんでした。

 

 

残念に思いながら、帰りがてら一度見たスポットを再度確認していくと、この日はここからが大当たりでした!

 

まずは、大型のカミキリムシを発見!

 

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この顔横からの白いラインと黄色の柄はシロスジカミキリでしょうか。

顔面どアップいただきました。

 

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やはりどちらかというと悪役面ですね。

 

 

続いては、擬態のプロ、ナナフシ。ではなく、ナナフシモドキ

同じ仲間なのにモドキなんて名前になってしまって、どこか可哀そうなナナフシモドキ

 

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ナナフシナナフシモドキとの簡単な見分け方は触角の長さ。

ナナフシの触角は前肢より長いくらいなのに対し、ナナフシモドキの触角はそれに比べるとかなり短いです。

 

擬態中は前脚を前方に伸ばして枝や木になりきっていることが多いので、前脚の長さと触角の長さを比べれば簡単に見分けられます。

 

 

そしてこの日一番のサプラ~イズだった出会いが。

 

撮影した写真をデジカメで確認していたときに、突如、触角の長い生き物が飛んできて私のお腹の当たりにしがみつきました!

 

その姿を正確には捉えていなかったため、なんか変なのが体にとまったと思い、条件反射的に思わず軽く振り払います。

 

すると、その生き物は私のお腹から飛び去り、すぐ横の葉っぱにとまりました。

 

何だったのかと確認すると…

 

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……ルリボシカミキリ!

 

今年の私の三大目標の一つに掲げていた「ルリボシカミキリに出会うこと」

コノハチョウをクリアした後、もっとも出会うのが難しいと思っていたルリボシカミキリ

そのルリボシカミキリが自らやってきてくれたのです。

 

あまりにも突然すぎて、これルリボシカミキリだよなぁとやや認識に戸惑ってしまったほどでした。

 

この日はターコイズ色のシャツを着ていたため、同系色に誘われて寄ってきたのか、とても美しい青い色の姿に思わず見とれてしまいます。

 

残念ながらここもやや日陰気味で、慌てて撮影をはじめたら、すぐに飛んで逃げてしまいました。

 

もっとじっくり撮りたかったですね。

 

でも一応、今年の三大目標の二つ目を無事クリアということで、

撮ったど~!

 

 

興奮しつつも、もう一匹どこかにいないかなぁと、朽ち木などを注意深くみながら歩いていると、再びサプライズが!

 

この日、樹液酒場で遠目には数匹の姿を見ることができていましたが、割と近い距離にヤマトタマムシが現れました。

 

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これまた美しい…

 

しかも昨年見た虫の息の状態の個体ではなく、元気な生体です。

 

こちらもほんの数枚撮影させてくれた後、すぐに飛び去ってしまいましたが、もうとても満足です。

 

 

そして、この日最後の出会いは、定番ともいえるかもしれませんが、カナヘビでした。

 

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以上が、この日出会った生き物たちです。実に盛りだくさんでした。

然るべき場所に然るべき時期に訪れれば、ちゃんと出会えるんだなぁと感じました。

 

いや~それにしても夏本番、おそるべしですね。

 

今年の目標は、はやくもあと一つを残すのみ。

今回その最後の一つのオオムラサキのオスに出会うこと」は一応達成したといえば達成しているのですが、翅の表側のキレイな写真が撮れていないため、持ち越しということにしたいと思います。

 

以上、生き物散歩 梅雨明けの森の生き物2018 レポートでした。