アトリエドワーフの生き物ブログ

生き物好きの生き物に関するブログです。

ペナン島ツアー その7 バタフライファーム「entopia」 生命の神秘 擬態昆虫

蝶(チョウ)がいるエリアもそろそろ終盤です。

 

蝶(チョウ)以外に亀(カメ)鯉(コイ)オシドリの仲間がいました。

 

足早に見ていると、花が咲いている木のところで、欧米系のおじさんが何かをじっと見ています。

 

何かいるのだろうかと、通りすがりにチラッと見てみると…

 

うわっ!?

 

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なんとそこには蛇(ヘビ)が!

反対側にも。

 

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というのは冗談で、実はこれ蛾(ガ)なんです。

 

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2匹(頭)の蛾(ガ)が重なるようにとまっています。

別の角度から見るとこんな感じです。

 

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大きさは手のひらかそれ以上あったと思います。

 

デカっ!!

 

それにしてもまるで蛇(ヘビ)の顔のような模様の翅です。

 

何も知らずにこんなのが前方から飛んできたりしようものなら、確実に怯んでしまいますね。

 

さらに各翅の真ん中付近には三角形の(半)透明なスリットまであります。

 

一体何がどうなったらこんな姿になるのか。

 

これぞ生命の神秘

 

生き物の進化…おそるべし…

 

です。

 

で、気になるこの蛾(ガ)の正体はというと、現地での表記を見落としていたので、帰ってから調べました。

 

その名は…

 

アトラスガ、ATLAS MOTH  

 

別名(和名)

 

ヨナグニサン

 

です。

 

なんと名前だけは知っていましたが、まさかこれがあのヨナグニサンだったとは!

 

これ頑張れば日本でも見ることができるんですよ!

 

ヨナグニサンのヨナグニは、沖縄は八重山諸島にある与那国島のヨナグニです。

八重山諸島のいくつかの島で見ることができるらしいです。

 

こんなのがいるなんて

沖縄…おそるべし…

です。

 

こんな凄すぎる姿をしているヨナグニサンですが、進行方向からは見えにくい日陰気味の場所にとまっていたため、全然目立っておらず、多くの人が気づかずに通りすぎていました。

 

一方、気づいた人は大抵ギョッとする感じで、そりゃそうだよなと思って歩き出したところで、相棒と再会しました。

 

念のために相棒に気づいたか聞いてみると

 

「なにそれ?どこにいた?」

 

と、やはり気づいていなかったということで、私は相棒がギョッとするところを見ることができたのでした。

 

レインボーに続き、二つ目の想定外の嬉しい出会い。

 

改めて、来てよかったなぁと思いながら、蝶(チョウ)が自由に飛んでいるエリアを終えようとしていたその時!

 

予期せぬタイミングで私に千載一遇のチャンスが訪れました!!

 

なんと、日の当たっているところに、アカエリトリバネアゲハが現れたのです!!!

 

突如訪れたビッグチャンスに興奮しながら、慌ててカメラを構えて撮影を試みます。

 

カシャカシャ 

 

カシャカシャ

 

 

そしてついに…

 

 

とったど~

 

 

手応えあり!これはいけた!

 

と意気揚々で画像を確認します。

 

 

・・・

 

 

 

・・・あれ?

 

 

 

・・・・・・(汗)

 

 

 

意図せずカメラ上部のダイヤルが回っており、私の想定とは違ったものになっていました…

焦ってて気づかなかった…

 

結果はこちら。

 

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翅を止められてない…

 

でもまぁこれはこれで躍動感?

期待した絵ではなかったけど…、左下にオスのボディも写っているし…

日陰のものよりはいくらか色味が鮮やかだし…

 

と必死に自分を納得させます。

 

無論、撮りなおせるほど現実は甘くなく、アカエリさんはすでに飛び去ってしまっています。

 

 

見事に千載一遇のチャンスを逃してしまった私…

 

 

嗚呼…

 

 

残念極まりないですが、きっと生き物の神様がもう少しアカエリさんを追いかけなさいと言ってくれているのだと解釈して、今回はこれで良しとしました。

 

それにしてもアカエリさんは、美しいだけでなくやっぱりカッコいい

 

いつかもっとビシッとベストな状態を撮りたいですね。

いや必ず撮る!

 

と、人生でやらなければならないことが一つ増えたところで、他にも忘れてはならない生き物がいました。

 

マレーシアの熱帯雨林擬態昆虫の宝庫です。

蝶(チョウ)の放し飼いエリアの終盤、ヨナグニサンがいた場所の近くに、擬態のプロフェッショナルな方たちもいらっしゃいました。

 

一応柵のような囲いの中で放し飼い状態になっていたので、接写などはできない距離でしたが、ケースやガラス越しではなく、生の姿を見ることができます。

 

でも残念ながらこちらの場所も日が当たっておらず暗めな感じで、しかもプロフェッショナルな方たちもあまり撮影に協力的な位置にはいてくれず、撮れたのはこんな感じでした。

 

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擬態のプロ中のプロ、見た目がまるで葉っぱのコノハムシ、Leaf Insectsです。

擬態昆虫の代表格、ナナフシ、Stick Insectsもいました。

 

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こんな感じで蝶(チョウ)などが放し飼いになっている「Natureland  outdoor Gardensエリアが終わりました。

 

なかなかに盛沢山でしたね。

 

次はCocoon Indoor Discovery Centreエリアへ進みます。

 

ペナン島ツアー  その8 バタフライファーム「entopia」 屋内展示1 へ続く。

ペナン島ツアー その6 バタフライファーム「entopia」 木の精霊とレインボー

気がつくと、園内を歩きはじめて1時間ほどが経っていました。 

徐々に観光客の数も増えてきました。

 

進んでいくと、新たに蝶(チョウ)の紹介板がありました。

 

卵、幼虫、蛹、成虫と、蝶(チョウ)の成長のプロセスを紹介しているようです。

 

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蝶(チョウ)の写真の下には名前がいくつかの言語で書かれています。

日本語はありません。

 

私が日本で見たことがあるのは、一番右側のオオゴマダラ

ここでも出会いましたね。

 

何気なく英名を見てみると…

 

「Tree Nymph」

 

単純に訳すと

 

「木の精霊」あるい「木の妖精」

 

なんて素敵な名前でしょうか。

RPGの世界みたいです。

 

これは日本に帰ってからのことですが、ちょっと心当たりがあったので、もしやと思ってそれを見てみると、恥ずかしながら私の身近にこの英名を目にする機会があったことに気づきました。

 

これは私の認識不足で、どちらかというとよろしくないことなのですが、それがそこに書かれていたことを嬉しく思う自分がいました。

 

和名があるのが当たり前の環境にいると、ついそちらばかりに気がいってしまいますが、普段と違う環境・文化の中で、普段の当たり前がなくなったことで気づけることがあるんだなぁと今回の経験から思いました。今後は和名以外も意識していきたいと思います。

  

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オオゴマダラ、Tree Nymph

 

きっと英名の名づけ親の人には、オオゴマダラが木の精霊に見えたのでしょう。

ある意味、世界で一番美しくオオゴマダラを見ることができた人なのかもしれませんね。

これからは私にもオオゴマダラがより一層美しく見えそうです(笑)

決してこれまでのオオゴマダラの印象が悪かったというわけではありませんが、素敵すぎる名前のおかげでこんなにも印象が変わるなんて面白いですね。

 

どうです?木の精霊に見えてきました?

 

 

ただでさえたくさんの蝶(チョウ)が飛び交う幻想的な空間にいるのに、それにピッタリな名前の発見まであって、なんともいえない気分の高まりを感じながら再び歩き出すと、少し前を歩いていた相棒が

 

相棒「今、すごいやつがいた」

 

「え?どんなやつ?」

 

相棒「レインボーって感じのやつ。色が多くてキレイだった。」

 

なに!?レインボー!!?

そんなやつがいるのかと驚きながら、

 

「え、どこ?」

 

相棒「もう飛んでいった。一瞬だった。」

 

といって相棒はさっさと先へ行ってしまいました。

 

そんなやつがいるなら、見ずに帰るなんてことはできん!

と、相棒には悪いですが、私はちょっとそこで待ち伏せしてみることにしました。

 

そう、私は今年の夏、幾度もフィールドに足を運び、身をもって学んだのです。

蝶(チョウ)には決まったテリトリーがあり、同じ場所に戻ってくることが多いことを。

 

なんて言えたらカッコいいのですが、実際にはまだそれほど待ち伏せ効果を得られたことがあるわけではなく、それでも出会いたいので出会えることを信じて待ちます。

 

 

・・・

 

 

 

・・・

 

 

 

きた!!

 

 一目でわかりました!一目惚れするくらいの美しさです!

 

相棒がレインボーと評した蝶(チョウ)

 

それはこれです!

 

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って、高いところを飛んでいて逆光だったため、画像ではシルエットしかわかりません!

 

でも肉眼で見る本物は、本当に美しい

 

さすがに7色ではありませんが、相棒がレインボーと評したのは決して大袈裟ではありません。

 

光に照らされて飛んでいる姿は、それくらいのインパクトがあり、日本で一般的に虹の7色といわれている色とは異なりますが、翅に黒、青、緑、白、そこに胸部の赤まで加えれば5色になります。

 

光が当たって、より鮮やかに見えれば、もっと複雑に、もっと美しく見えることもあるかもしれません。

 

 

その姿をなんとか写真に収めたい

 

 

相棒が先で待っているかもしれないので、それほど時間的な余裕はありません。

 

でもやっぱり撮りたい!

 

必死に目でその姿を追います。

 

すると、木の葉っぱの中へ入り、出てこなくなりました。

 

さては、とまったか!

 

と、見る角度を変えながら、それらしいあたりを探します。

 

すると、

 

いました!

 

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残念ながら、やや日陰のところにいて、鮮やかさには欠けますが、色味はわかってもらえると思います。真ん中あたりに青があります。

 

次は胸部の赤が見える一枚です。

全体的に品があって、赤と黒のボディもカッコいいですね。

 

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この蝶(チョウ)は一体なんていう名前なんでしょうか。

 

あとで調べたら、似ているとは思っていましたが、なんとアカエリトリバネアゲハメスだったのです!

 

オスのイメージしかなかったので驚きました。しかもオスに勝るとも劣らない美しさ。

 

残念ながら日の当たっている場面を撮影することはできませんでしたが、こんな想定外の嬉しい出会いがあり、なんとかその姿は撮影することができたので、先へ行っている相棒に追いつくため、急ぎます。

 

ペナン島ツアー その7 バタフライファーム「entopia」 生命の神秘 擬態昆虫 へ続く。