屋内から屋外へ出ました。
屋内と屋外にまたがってゾウガメが展示されています。
屋外に出てすぐのところにゾウガメとの撮影コーナーもあります。
ゾウガメはたくさんいますが、ガラパゴスゾウガメは一頭のみのようです。甲羅の特徴で結構簡単な見分け方があるようなので、興味のある方は調べてみてください。
この日はこの夏の暑い日に比べれば、そこまで暑くはなかったのですが、亀(カメ)たちはこんな感じ。
イメージにありませんでしたが、亀(カメ)も四肢を伸ばしてデーン!とするんですね。ちょっと新鮮。
観察していると、甲羅に泥がついている子が結構います。
はて?一体どうやってついた?つけているのか?
どう見ても、自らひっくり返ったりはできそうにないので、他の亀(カメ)につけてもらったのか?あるいは、人為的に行われているのか?
いくつかの目的で泥浴びをする習性のある生き物がいるので、亀(カメ)の場合も甲羅に泥をつけることに何か意味があるのかもしれません。
それにしてもちょっとやらかし気味の子が。
人間の子供だったら親に叱られてしまうくらいの泥まみれ具合ですね。
今回、屋外の一部の展示スペースはビニールシートがついていて、見れない状態になっていました。そういやコモドドラゴンいないなぁ…
その脇にある下り道を進むと、池のようなものが現れました。
近づいていくと、たくさんのミシシッピアカミミガメと…
まさかの地球外生命体と思われる姿…
なぜここに…
しかも結構リアルな感じでキモい…
いつの日か、「世界初!地球外生命体の展示施設」なんてのができる日がくるのでしょうか。
近年人気の深海生物のようにユニークな姿や特徴を持つ生物が見つかればおもしろいんですが。テラフォーマーズみたいなことになったら大変ですけどね。まぁあれはもとは地球上の生物Gなわけですが。
想定外の出会いで宇宙への想いをはせながら、池から戻ってきました。
続いては、高台にあるヨウスコウワニの繁殖展示場へ。
そこからの屋外エリアの眺めはこんな感じです。
養殖展示場では、鰐(ワニ)と亀(カメ)が共存していました。
この両者の距離間…たまにバクっといかれたりしないのでしょうか。餌も兼ねてる?いや、そんなまさか。
仲良しということで、次へ。
養殖展示場を通り過ぎると、今度は大きめの鳥類が。
看板らしきものは見当たらなかったのですが、エミューでしょうか。
写真を確認しつつ観察していると、一つの発見が!
もしかしたら、一般常識レベルのことなのかもしれませんが、こちらの画像の眼をご覧ください。
なにやら眼の途中までを覆っている膜のようなものがあります。
これ、瞬膜と呼ばれるそれです。鰐(ワニ)が水中から顔を出すときに瞬膜が開閉しているのは見たことがありましたが、鳥類の瞬膜をじっくり観察するのは初めてです。まぶたは上下なのに対し、瞬膜は左右(内側から外側へ)というのがおもしろいですね。
様々な生き物が瞬膜を持っており、その役割を知ると、なるほどと思わされる点がいくつもありました。身近な生き物では、犬(イヌ)や猫(ネコ)にもあるそうです。ペットとして飼っている人は見たことがあるものなのでしょうか。
ちょっと見た目は怖くなるかもしれませんが、人間にも発達した瞬膜があれば、水中でゴーグルの代わりになるとか、街中で突然敵と遭遇した際に目つぶしをくらいにくくなるとか、何かと便利だったかもしれません。残念ですね。
完全瞬膜モードのエミュー?くん。薄っすら眼球が透けて見えています。
次は多分まぶたを閉じた状態。
半透明感がほぼなくなり、白いまぶたが見えています。
また、普段目にする鳥(トリ)は耳が毛で隠れていて見えず、意識することはほとんどないと思いますが、耳のあたりに毛のない鳥(トリ)を見ると、はっきりと耳の穴がわかりますね。耳の位置は人とあまり変わらないようです。
屋外エリアでは、カメレオンが自然に近い状態で飼育されています。
この低い囲いの中にある木々のどこかにジャクソンカメレオンがいるはずなのですが、残念ながら今回はその姿を発見できず。ほんとわからない。
その代わり、同じ囲いの中にいるオニプレートトカゲは見つけることができました。あえて擬態っぽくなっている画像を載せます。どこにいるか分かりますか?多分実際に見た方が、探す範囲が広くてゴチャゴチャしている分、見つけにくいと思います。
他にレインボーアガマもいるようなのですが…
屋外には他にもシクラカベカナヘビやトラキアアシナシトカゲ、カロリナハコガメ、リュウキュウヤマガメなどがいましたが、全部が見やすい位置にいてくれるというわけではないので、中には姿を発見できないものもいました。
こちらはまるで金剛力士像の吽形像みたいなポーズをしたトゲチャクワラ。
見事に岩と一体化しています。
外敵がいない環境でも擬態効果を発揮できる場所の方が落ち着くのでしょうか。
続いて、八重山で見られる野生のものは国の天然記念物に指定されているセマルハコガメ。外国産のものは東レプでも見れたりしますが、ここにはわんさかいました。
特に案内板のようなものはなかったような気がしますが、この窓ガラス部分から大型の爬虫類を見ることができます。
この後は、再び屋内の展示エリアへ。
生き物散歩 体験型動物園iZoo(イズー) その3 へ続く。