アトリエドワーフの生き物ブログ

生き物好きの生き物に関するブログです。

ペナン島ツアー その6 バタフライファーム「entopia」 木の精霊とレインボー

気がつくと、園内を歩きはじめて1時間ほどが経っていました。 

徐々に観光客の数も増えてきました。

 

進んでいくと、新たに蝶(チョウ)の紹介板がありました。

 

卵、幼虫、蛹、成虫と、蝶(チョウ)の成長のプロセスを紹介しているようです。

 

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蝶(チョウ)の写真の下には名前がいくつかの言語で書かれています。

日本語はありません。

 

私が日本で見たことがあるのは、一番右側のオオゴマダラ

ここでも出会いましたね。

 

何気なく英名を見てみると…

 

「Tree Nymph」

 

単純に訳すと

 

「木の精霊」あるい「木の妖精」

 

なんて素敵な名前でしょうか。

RPGの世界みたいです。

 

これは日本に帰ってからのことですが、ちょっと心当たりがあったので、もしやと思ってそれを見てみると、恥ずかしながら私の身近にこの英名を目にする機会があったことに気づきました。

 

これは私の認識不足で、どちらかというとよろしくないことなのですが、それがそこに書かれていたことを嬉しく思う自分がいました。

 

和名があるのが当たり前の環境にいると、ついそちらばかりに気がいってしまいますが、普段と違う環境・文化の中で、普段の当たり前がなくなったことで気づけることがあるんだなぁと今回の経験から思いました。今後は和名以外も意識していきたいと思います。

  

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オオゴマダラ、Tree Nymph

 

きっと英名の名づけ親の人には、オオゴマダラが木の精霊に見えたのでしょう。

ある意味、世界で一番美しくオオゴマダラを見ることができた人なのかもしれませんね。

これからは私にもオオゴマダラがより一層美しく見えそうです(笑)

決してこれまでのオオゴマダラの印象が悪かったというわけではありませんが、素敵すぎる名前のおかげでこんなにも印象が変わるなんて面白いですね。

 

どうです?木の精霊に見えてきました?

 

 

ただでさえたくさんの蝶(チョウ)が飛び交う幻想的な空間にいるのに、それにピッタリな名前の発見まであって、なんともいえない気分の高まりを感じながら再び歩き出すと、少し前を歩いていた相棒が

 

相棒「今、すごいやつがいた」

 

「え?どんなやつ?」

 

相棒「レインボーって感じのやつ。色が多くてキレイだった。」

 

なに!?レインボー!!?

そんなやつがいるのかと驚きながら、

 

「え、どこ?」

 

相棒「もう飛んでいった。一瞬だった。」

 

といって相棒はさっさと先へ行ってしまいました。

 

そんなやつがいるなら、見ずに帰るなんてことはできん!

と、相棒には悪いですが、私はちょっとそこで待ち伏せしてみることにしました。

 

そう、私は今年の夏、幾度もフィールドに足を運び、身をもって学んだのです。

蝶(チョウ)には決まったテリトリーがあり、同じ場所に戻ってくることが多いことを。

 

なんて言えたらカッコいいのですが、実際にはまだそれほど待ち伏せ効果を得られたことがあるわけではなく、それでも出会いたいので出会えることを信じて待ちます。

 

 

・・・

 

 

 

・・・

 

 

 

きた!!

 

 一目でわかりました!一目惚れするくらいの美しさです!

 

相棒がレインボーと評した蝶(チョウ)

 

それはこれです!

 

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って、高いところを飛んでいて逆光だったため、画像ではシルエットしかわかりません!

 

でも肉眼で見る本物は、本当に美しい

 

さすがに7色ではありませんが、相棒がレインボーと評したのは決して大袈裟ではありません。

 

光に照らされて飛んでいる姿は、それくらいのインパクトがあり、日本で一般的に虹の7色といわれている色とは異なりますが、翅に黒、青、緑、白、そこに胸部の赤まで加えれば5色になります。

 

光が当たって、より鮮やかに見えれば、もっと複雑に、もっと美しく見えることもあるかもしれません。

 

 

その姿をなんとか写真に収めたい

 

 

相棒が先で待っているかもしれないので、それほど時間的な余裕はありません。

 

でもやっぱり撮りたい!

 

必死に目でその姿を追います。

 

すると、木の葉っぱの中へ入り、出てこなくなりました。

 

さては、とまったか!

 

と、見る角度を変えながら、それらしいあたりを探します。

 

すると、

 

いました!

 

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残念ながら、やや日陰のところにいて、鮮やかさには欠けますが、色味はわかってもらえると思います。真ん中あたりに青があります。

 

次は胸部の赤が見える一枚です。

全体的に品があって、赤と黒のボディもカッコいいですね。

 

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この蝶(チョウ)は一体なんていう名前なんでしょうか。

 

あとで調べたら、似ているとは思っていましたが、なんとアカエリトリバネアゲハメスだったのです!

 

オスのイメージしかなかったので驚きました。しかもオスに勝るとも劣らない美しさ。

 

残念ながら日の当たっている場面を撮影することはできませんでしたが、こんな想定外の嬉しい出会いがあり、なんとかその姿は撮影することができたので、先へ行っている相棒に追いつくため、急ぎます。

 

ペナン島ツアー その7 バタフライファーム「entopia」 生命の神秘 擬態昆虫 へ続く。